すごい好きな映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」ご紹介します。
あらすじ
一流レストランの料理人カール・キャスパー(ジョン・ファヴロー)はオーナー(ダスティン・ホフマン)と衝突。創造性に欠ける料理を作ることを拒み、店を辞めてしまう。マイアミに行ったカールは、とてもおいしいキューバサンドイッチと出会い、元妻(ソフィア・ベルガラ)や友人(ジョン・レグイザモ)、息子(エムジェイ・アンソニー)らとフードトラックでサンドイッチの移動販売を始めることにする。
感想
タイトルもなんか、ちょっと野暮ったいのですが、深夜にやったのをたまたま録画して観たら、大好きだった。
なにがおすすめなのかって?
登場人物、全員いい人。
これに尽きる。
登場人物が、全員いいやつなんですよ。衝突や喧嘩はあるんですけど、みんないい人なんですよ。
陰謀も裏切りもない。優しい人たちばっかりなんですよ。そんないい人たちが、頑張るんですよ。
笑顔になるため。
主人公の作った料理に一人の料理評論家のSNS(ツイッター)の批評をし、主人公うっかり下ネタ応酬SNS大炎上、オーナーとの衝突、レストラン辞める。
それまでが、序章なんですが、この辞める時に、主人公が料理評論家へ直接文句言いに行くんです。
すっかり料理評論家のSNSの物言いに、かんかんで冷静さのかけらもない主人公が発する、文句に、もう、主人公の愛され要素が凝縮していて、いや、もう、得も言われぬ、「萌え」が爆発しました。
直接確認して。もう、ズキューンされるから。え、私だけか?
この映画は、不用意な不幸が用意されてなくて、幸せになれる。罠とかない。
ほんと、人生再生の映画って、結構主人公がどん底のところに、更にとんでもない裏切りや不幸な目に合う場合多いじゃないですか。
もうね、登場人物、全員愛しい。
世界って、実はすごい素敵なんじゃないかって、思わせてくれる。
そして、出てくるキャスパーの作る料理が、死ぬほどうまそう。
キューバサンド、チーズサンド食べたい。
いや、チーズサンドマネして作って食べたけど。うまい。
作った料理や食材を、うっま、うまーーとかいいながら、豪快につまみ食いするシーンもなんか、見てて幸せになれますよ。
美味しいは、世界を笑顔にする。