国東半島【旅行】どうやって観光する?

こんにちは。うしです。

30代も半ばになると
親の老化と老後(の伴う自分の生活の変化)が心配になってまいります。
以前より、体力の衰えや思考の衰えを感じます。

父母が健康なうちに(お酒やごはんが好きに食べられるうちに)親孝行旅行をしてみようと姉と企画し、子どもはそれぞれの夫に任せて、大分県別府温泉まで旅行に行きました。

企画段階で、別府で温泉ばっかり浸かって、まったり溶けようと思っていたのですが、
父が「国東半島~、いきたいー、国東半島~、いきたいー、いったことないんよー、死ぬ前に行きたいー」と呪文のように言ってきたので、往路の道すがら、ついでに足を延ばすことにしました。

国東半島の場所

小倉から南下し、別府に至るまでに東側へ張り出している半島のことです。
国東半島、「くにひがし」ではなく「くにさき」と読みます。

標高721mの両子山をはじめとする両子火山群の峰々がそびえており、半島全体が円に近い火山地形である。丘陵地と谷が海岸に向かって放射状に伸びる。北部の海岸線は小さな入り江と岬が連続するリアス式海岸となっている。日本の秘境100選に選定されている。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用

また、半島の付け根には宇佐神宮があったり、内陸部を中心に寺や磨崖仏が点在しているので、神仏の宿る土地として観光名所になっています。

大分空港もこの半島の東南の海岸沿いにあります。
大分空港には東京から、東京への格安飛行機さんがちょちょいと飛んでいるので、すごい行き来しやすい。うらやまし。
しかも、空港内に無料の足湯がある。すばらしい。さすが、おんせん県。

国東半島の観光方法

国東半島を観光する方法について調べてみると、
半島内に点在しており、しかも交通機関があまり発達していないことが分かりました。
電車で行けるところがほぼない。ううーん。その昔鉄道が敷いてあった部分もあったそうなんですが、だいぶん昔に廃線しております。
別府だけなら、広島から新幹線と特急で、あとはタクシーで行けるのに。

一度別府に行き、起点を別府にし時間を取って行くなら、考えが纏まりやすいのですが、広島→別府、往路の道すがらに寄りたい(別府に入ったら、帰路まで温泉に浸かっていたい。ひきこもりたい)ので、起点と着点が違うので少々プランがまとめにくい。
さて、どうしよう。ということで国東半島の攻め込み方を考えてみました。

1.【広島から小倉まで新幹線+小倉からレンタカー】プラン

レンタカーは便利です。小倉から別府までなら割と行きやすい。高速道路がすごい発達してくれているので、すいすい遠方まで行ける。小倉や博多から車で県越えするのは、電車より便利な場合がある。

しかし、重大な欠点がある。

「飲酒厳禁」

・・・旅行先で飲めないなんて、死んでまう。
運転するのワシやろ・・・・飲めん・・・悲しくて、死んでまう。

もちろん、親への孝行旅行ではあるのですが、一緒に楽しめないと孝行なんて言えない!(気がする・・)お酒を飲んでる親や姉を横目に「いいなぁ」て言ってしまう。うらやましさが爆発しちゃう自信がある。

飲まない(飲まなくても気にしない)人と一緒か、相手が運転できる人と一緒じゃないとこのプランしんどい気がする。

それに、別府で温泉に浸かって溶ける。それ以外しない予定なので、レンタカー借りる場所、返す場所、経路を相当考えないと、無駄足レベルが高くて微妙。
結局行く時と国東半島を観光するだけにレンタカーを車を利用して、そして乗り捨ては高い。

大分からレンタカーを借りて行くというもの、かなりよいプランなのですが、初見の場所で何時間も車に乗るのが苦手なので、今回はやめました。宇佐と別府の距離感がイマイチでしたし、国東半島の主流である「県道」というもので観光地(※1)をめぐる恐怖感に田舎ぐらし民は勝てない。
※1 「県道」は、車1台通れるのか不明なほどの「けもの道」が結構ある。

2.【広島から自家用車で行く】プラン

酒の飲めんやろ。そしてオンリードライバーである私の体力が爆死します。
親も乗っている時間長くて、腰痛が悪化しそうです。

何回か言ったことがあるのですが、広島からだと、九州まで渡るのに、結構山口県が長い!ということを実感します。関門海峡までが遠いのです。
あそこまでに体力をガリガリ削られ、旅行先で疲れます。そして、帰りはもっと疲れてしまうので、リフレッシュできない。

3.【徳山港から竹田津港フェリー】プラン

広島から徳山新幹線、徳山駅から徳山港、そこからフェリーで国東半島へ。国東半島の北東には竹田津港があります。徳山住んでいるのであれば、楽しそうな旅ですね。船楽しい。酔うと地獄だけど、楽しい。ちょっと乗り換えが多すぎで負担です。

移動手段が旅の主体の旅をしたいのであれば、とても興味深い。
>>>スオーナダフェリー

広島から徳山港まで車で行き、カーフェリーで車ごといけば、国東半島回りたい放題ですごい楽しめそう。

4.【タクシー観光】

有力候補に挙がったのは、タクシー観光。私が子どものころ房総半島へ家族旅行に行ったときにタクシー観光をして、便利で楽しかった記憶があります。
公共交通機関が発達していないところでは、よくあるので、さっそく調べてみました。

下記のようなサービスが出てきました。
観光タクシー(※詳しくリンク先へ)

あらかじめ設定されたコースがあり
そこから自分に合わせたものを選んで、ネットから予約ができる仕組みになっていました。
下記は、料金表。

コース名
所要時間
小型タクシー
中型タクシー
ジャンボタクシー
福祉タクシー
とことこ
6時間
23,000 円 
27,000 円 
35,000 円 
- 
ゆうゆう
7時間
26,500 円 
30,000 円 
40,000 円 
- 
らくらく
8時間
31,000 円 
33,500 円 
47,000 円 
59,000 円 

■ 「とことこ」は、平均所要時間のコースです。
■ 「ゆうゆう」は、ゆっくり観光したい方にお勧めのコースです。
■ 「らくらく」は、途中で休憩や食事をとりたい方、車イスご利用の方にお勧めのコースです。

オフィスケイ(http://www.k-travel.net)より引用

福祉タクシーも対応しているので、すごく素敵ですね。

しかしながら、タクシーだけあって、ちょっと割高。当たり前なんですが。タクシー便利で大好きなんですが。多少のわがままもイケるし、運転士さんは物知りなことが多いし面白いんだろうなぁ。子どもと行くならいいかもしれません。しかし今回は大人3人(姉は後合流のため、国東半島は行かない)だけだしなぁ、もうちょっとコストを抑えたい。

などと、悶々しながらいろいろ、ググっていたらたまたま次のプランが目に入りました。

5.【定期観光バス】

大分交通定期観光バス

要所となる観光地を巡る定期観光バス。
結論として、私はこの定期観光バスを利用しました。

何がいいかというと、バスに乗るところと降りるところが選べること。
大分市内、別府市内、日出(掘)、宇佐駅前から乗り降りできるのです。

広島の出発時、そこそこ朝早く出たとしても、大分からバスの発車する時間に間に合わないのですが、小倉から大分の間にある宇佐であれば、間に合うのです。

JRとの乗り換えの時間も急がず、待たずの丁度いいところ。
インターネットで予約して、そのまま、バスに乗ることができます。
おもろいバスガイドさんもいるし、今回の旅行のオプションとして、最適でした。

コスト的にも、ガソリン代などの心配、酒を飲めない心配、道に迷う心配もないので丁度いいかと思います。

【国東半島史跡巡り】※毎日運行
別府発 ¥5,050(1人)
大分発 ¥5,650(1人)

他にも耶馬溪へのバスも運行しています。紅葉シーズンなどは、かなり人気のコースとのことです。

まとめ

移動の中、途中で観光を入れていくのは、難しい。何がベストで何がコストに合うのか。どれがベストの方法なのか。

一昔前は、ノウハウとルートを持った旅行会社に任せるスタイルが主体でしたが、インターネットが普及した現在では、個人旅行で自分の要望に合ったもので組み立てることも簡単になりました。

情報を得ることができる分、さまざまなことを考えてしまう手間が増えたことも多くなったとも思います。私は、旅行などをコストと時間とやりたいことを合わせて、調べて、好きな形にプランニングしていくことがかなり好きですし、苦になりません。

それを楽しいと思う人もいるし、疲れると思う人もいる。やりたいと思い、やる人もいるし、やりたくてもやる時間がない人もいる。

それぞれの時間の使い方、エネルギーの使い方を自分で決めて、旅行を楽しみたいですね。

おまけ

おんせん県の観光サイト
が、なかなか素敵です。

季節に合わせたプランニングを組んだります。
大分へ出向く際には、参考にされてみてはいかがでしょうか。

大分最高。温泉最高。